昨今、投資には非常に様々な種類、そしてそれら一つ一つの中でも更に多くのサービスが存在しています。
そんな世の中に数ある投資商品の中でも比較的ハードルも低く、且つ不動産という安定性の高い投資対象に投資ができる不動産クラウドファンディングですが、運営会社は数多く存在し、その分不動産クラウドファンディングサービスも多く存在しています。
不動産クラウドファンディングサービスの多さ故にどのサービスが自身に合っているのか、どういったことを基準に案件を選択すべきなのか、投資以前のサービス選びに悩んでしまうことも多いと思います。
そのような中、不動産クラウドファンディングサービスに関する様々な情報メディアでのランキングでも上位に入っていることの多い、テクラウド(TECROWD)ですが実際の評判はどうなのか、また利用者の口コミやメリットデメリットについてこれから投資をされる方の判断材料の一つとなるよう深堀りし、解説をしていきます。
テクラウドの悪い評判・口コミ
テクラウド(TECROWD)は様々な情報メディアでの不動産クラウドファンディングサービスランキングでも比較的ランキング上位に入っていることの多いサービスですが、数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも人気のあるサービスであるからこそ、より悪い面をしっかりと把握しておくことが大切なサービスともいえます。
以下でテクラウド(TECROWD)の悪い評判・実際の利用者の口コミをX(Twitter)からいくつかご紹介します。
希望する案件に投資ができない可能性がある
テクラウド(TECROWD)の実際の利用者の口コミでは、希望する案件の申し込みボタンすら見れなかったという声や先着順の申し込みでは申し込めることがないため、抽選での申し込みの当選に期待を寄せるような声等がありました。
悪い口コミの中でも比較的多く目にしたのは、前述のような希望する投資案件への申し込みができなかったり、先着順の案件では人気が故に申し込みする際に募集終了となっているケース等が多々あるといった口コミがいくつかみられました。
冒頭でもお話した通り、テクラウド(TECROWD)は様々な不動産クラウドファンディングサービスの情報メディアでも比較的、ランキングが上位となっているサービスです。
人気があるが故に、テクラウド(TECROWD)のサイト自体へのアクセスも多くなり、条件の良い案件に関しては想像以上に多くの方が応募開始のタイミングで即座にアクセスし申し込みをしている傾向にあります。
また、場合によってはそうしたアクセス集中による通信速度の低下等によって、自身が希望する案件に申し込み自体ができない可能性が高まることも想定されます。
不動産クラウドファンディングでは、申し込み以前の案件選びにも多くの時間を費やすことになります。
そうした中で、自身の貴重な投資時間を無駄にしないためにも、事前にテクラウド(TECROWD)のサイト自体へのアクセスの多さや人気となりうる案件には申し込み自体ができない可能性もあるといったことを事前に念頭におき、案件選びの時間や申し込み作業を効率良く行っていくよう注意していくことが大切です。
テクラウドの良い評判・口コミ
利回りが高い傾向にある
不動産クラウドファンディングサービスの利回りは、サービスごと且つ、その中の投資案件ごとに異なってきます。
テクラウド(TECROWD)は数多くある不動産クラウドファンディングサービスの中でも比較的、利回りが高く4.5%から11%と最大値が他の不動産クラウドファンディングサービスと比較しても高い傾向にあります。
また、実際の利用者の口コミにもあるように、テクラウド(TECROWD)のサイトでアクセス不良が発生した際に、アクセス不良の背景や数字を具体的に提示し、アナウンスを行っている点に好感を持てるといった声がありました。
不動産クラウドファンディングのように、ネットで完結のできる投資方法ではより多くの方が参入してくるため、人気案件となると想像以上の同時アクセスや申し込みが殺到する中でアクセス不良が発生してしまうことは珍しくない事象でもあります。
そのような中で、どういったことでアクセス不良が発生し、どれだけの範囲等でそういったことが発生したのか具体的なアナウンスを行ってくれることは、少なからずその後のサービス利用時の案件申し込みの際の申し込みができないといったことを減らすための回避策に繋げられる可能性を高めることに活用することもできます。
そのため、テクラウド(TECROWD)の実際の利用者・利用された方の口コミにもあるように、アクセス不良が発生した際のアナウンスがしっかりしているという点は非常に良い面といえます。
テクラウドのメリット
前述で、テクラウド(TECROWD)を実際に利用した方、している方の悪い評判・良い評判に関する口コミを確認していただきました。
更に、様々な不動産クラウドファンディングサービスの情報メディアのランキングでも比較的、上位に入っていることの多いテクラウド(TECROWD)にはどういったメリットがあるのか、サービスの特徴をもとにメリットを深堀りしていきます。
累計募集金額の多さ
テクラウド(TECROWD)は他の不動産クラウドファンディングサービスと比較してもこれまで募集してきた投資案件の金額を表す累計募集金額が105億5,310万円(2023年現在)と高い傾向にあります。
累計募集金額が高いということは、その分投資者が投資のできる機会や可能性も高くなるため、比例して不動産クラウドファンディングによる投資の恩恵も受けやすくなることへも繋がっていきます。
実際の利用者による悪い評価・口コミでは、案件への申し込みボタンすら見れなかったという声や先着順の案件はすぐに募集終了となってしまい思うように申し込みができないといった声はあります。
しかし、そうした中でも累計募集金額の多さから容易に想像のできる案件の多さ、1案件ごとの募集枠の多さは、多くの方にとって投資の機会を与えてくれる大きなメリットといえます。
海外不動産への投資も可能
不動産クラウドファンディングで投資対象となる不動産は本来、世界中に存在しています。
テクラウド(TECROWD)は投資対象とする不動産が日本国内のみならず、海外・中央アジア(モンゴルやカザフスタン)等への投資も可能となっている海外不動産案件も扱う特徴のあるサービスでもあります。
これらの海外不動産への投資案件をも持つテクラウド(TECROWD)を通じて投資を行うことは、投資の可能性を広げられることに加えて、日本のみならず幅広い視野で投資を行う過程で得られる貴重な知識の広がり、自身のその後の投資の視野を広げられることに繋がるメリットを得られる可能性があります。
テクラウドのデメリット・リスク
テクラウド(TECROWD)のメリットを把握したところで、続いてはデメリットの部分についても解説をしていきます。
運営企業が上場企業ではない
テクラウド(TECROWD)を運営する企業は未上場の株式会社TECRAです。
不動産クラウドファンディングサービスはサービスの運営企業が倒産した場合、投資した元本が倒産手続きに充てられてしまう可能性や元本が残ったとしても、案件の対象不動産の運用に悪影響を及ぼしてしまう可能性がでてきます。
上場企業が必ずしも安全ということではありませんが、比較的、企業としては上場企業のほうが経営状況に安心感も持ちやすいともいえます。
しかし、より確実な経営状況把握のため、株式会社TECRAのホームページ等から財務状況等の情報等を確認して、倒産リスクに対しても常にアンテナをはっておくことが大切です。
投資ハードルが比較的高い
不動産クラウドファンディング全体での特徴としては世の中に存在する他の投資商品と比べると、投資ハードルが低い傾向にあることが挙げられます。
しかし、投資ハードルが低いとされる不動産クラウドファンディングサービスの中でもテクラウド(TECROWD)は比較的、投資ハードルが高い傾向にあるといえます。
他の不動産クラウドファンディングサービスでは最低投資金額が1万円からとなっているサービスがある一方で、テクラウド(TECROWD)は最低投資金額が10万円からと高い傾向にあります。
それでも、不動産クラウドファンディング以外の投資商品と比べるとハードルは低いともいえますが、テクラウド(TECROWD)自体が投資ハードルがとても低いと言えないサービスとなっているのは事実です。
投資金額が低い高いといったことは人それぞれ経済状況、収入面等によって捉え方は様々なため一概にはいえない部分もありますが、比較的、数字上は高い傾向にあるといった点で、デメリットといえる部分となります。
テクラウドに向いてる人・向いていない人
これまで、テクラウド(TECROWD)の実際の利用者や利用したことのある方の悪い評判、良い評判・口コミやメリット、デメリット・リスクについて解説してきました。
それらを踏まえた上で、テクラウド(TECROWD)での投資に向いている人と向いていない人はどういった方なのか、サービスの特徴や実際の利用者の口コミによる声等も含めて、改めて解説していきます。
テクラウドに向いてる人
テクラウド(TECROWD)は比較的、利回りの最大値が高いサービスとなっています。
あくまで最大値のため、全ての案件が高いといったことではありませんが、少なくとも他の不動産クラウドファンディングサービスで募集のされている案件よりも高い案件がいくつか存在するのも事実です。
投資である以上、利益の割合となる利回りは非常に重要な要素であるため、投資をする際に特に利回りを重視しているといった方にはテクラウド(TECROWD)が向いている可能性があります。
そして、テクラウド(TECROWD)を通じて投資を行える不動産は日本国内のみならず、海外・中央アジア(モンゴルやカザフスタン)等への投資も可能となっています。
そのため、日本だけではなく幅広くアジア圏等の海外不動産も視野に入れている方、これから視野を広げていきたい方にはおすすめとなり、向いているサービスといえます。
テクラウドに向いていない人
運営会社である株式会社TECRAが上場企業ではないことから、運営企業への安心感として、上場・未上場を重視している方にはテクラウド(TECROWD)は向いていないといえます。
また、テクラウド(TECROWD)は最低投資金額が他の不動産クラウドファンディングサービスと比べると、高い傾向にあるため、金額的な投資ハードルをより低いサービスで投資を行っていきたいと考えている方には向いていないサービスといえます。
テクラウドと他の不動産投資会社との違い
不動産クラウドファンディングを通じての不動産投資は、テクラウド(TECROWD)を含めて同様のサービスも多いことからその違いについて把握しづらく、サービス選びの時点でとても迷ってしまい、投資以前から多くの時間を費やしてしまう可能性もあります。
そのため、事前にテクラウド(TECROWD)と他の不動産投資会社が運営している不動産クラウドファンディングサービスとの違い・特徴を把握しておくとで、本格的に不動産クラウドファンディングによる投資を検討し始めるする際のサービス選択がよりスムーズに進み、実際の投資までの時間効率を上げいくことに繋げられる可能性を高められます。
幅広い不動産投資案件を有している
テクラウド(TECROWD)を運営している株式会社TECRAは、建築業・国内不動産・海外不動産と総合的な不動産企業として事業を行っています。
そのため、これまでにも解説をしたように国内はもちろん、中央アジア等の海外不動産も扱っているため、幅広い不動産投資を不動産クラウドファンディングサービスである、テクラウド(TECROWD)を通じて行うことが可能となります。
テクラウド(TECROWD)を含む、人気のある不動産クラウドファンディングサービスでは、案件募集がかかってすぐに申し込みが満枠となり募集締め切りとなることや、希望の案件へと上手く申し込みができないといった可能性も高まります。
そうした中でも、テクラウド(TECROWD)のように国内外問わず幅広い不動産投資案件を有しているサービスは今後においても投資の幅、投資機会を広げてくれる可能性を秘めている、チャンスの多いサービスともいえます。
テクラウドで不動産投資を始める流れ
不動産クラウドファンディングサービスの中でも比較的、人気のあるテクラウド(TECROWD)ですが、そんなテクラウド(TECROWD)の悪い面や良い面、特徴等について様々把握いただけたと思います。
そこで、ここからは実際に不動産クラウドファンディングでの投資をする際にテクラウド(TECROWD)通じて投資を行っていこうと考え始めている方に向けて、テクラウド(TECROWD)で不動産投資を始める流れを解説していきます。
①テクラウド(TECROWD)サイトでの会員登録
テクラウド(TECROWD)のWEBサイトにある「無料会員登録をする」ボタンから会員登録を行います。
登録の際は、「メールアドレス」「任意のパスワード」を入力し、入力したメールアドレス宛に届いたログイン画面にアクセスし、先程入力をした「メールアドレス」「パスワード」をもとにマイページにログインをします。
②会員情報・投資家登録
「会員情報の登録」に進み、「お名前」、「電話番号」、「住所」、「性別」、「生年月日」を入力し、会員登録を行います。
会員情報として登録をする住所は、本人確認手続きのために身分証明書に記載されている住所と一致している必要があります。
異なった住所となっている場合は、本人確認手続きが進まない可能性があるため、入力の際は必ず身分証明書と照らし合わせて入力を行うようにします。
➂審査
審査を進めるための本人確認は最短即日に審査が完了する「オンライン本⼈確認(ekyc)」と「転送不要郵便による本人確認」と用意されています。
審査には1~2営業日かかるとされており、審査を通過すると実際に投資を開始することが可能となります。
④案件への申し込み・出資金振込み
審査に通過した後は、いよいよテクラウド(TECROWD)を通じての不動産投資の開始です。
ファンド(案件)はテクラウド(TECROWD)のサイト上の「ファンド一覧」画面で自身の投資したい案件を探すことに加えて、随時、テクラウド(TECROWD)側から登録したメールアドレス宛にファンド(案件)情報が届くようになります。
実際に投資をしたいファンド(案件)があれば申し込みをし、指定された期日までに案内される口座へ出資金の振込みを行います。
⑤運用の開始
出資金の振込が終わった後、投資対象となる不動産が運用されていきます。
⑥配当金の受取
運用によって発生した配当金がテクラウド(TECROWD)上で登録した自身の口座へと支払いが行われ、テクラウド(TECROWD)を通じた一通りの不動産クラウドファンディングが終了します。
以降、この流れを繰り返し投資を行っていきます。
テクラウドに関するよくある質問
テクラウド(TECROWD)は国内外問わず幅広く不動産案件を有していることや、利回りも比較的高い傾向にあるため、数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも人気が高いサービスとなっています。
そこで、テクラウド(TECROWD)の利用を検討している方、利用している方等から出る、よくある質問をご紹介していきます。
テクラウド(TECROWD)は確定申告が必要?
テクラウド(TECROWD)で得た配当金は確定申告が必要となります。
また、テクラウド(TECROWD)に限らず、不動産クラウドファンディングによる収益は税務上、給与以外の利益・所得となる雑所得呼ばれるものに分類されるため、投資によって得た配当金は確定申告する必要があることに加え、所得税や住民税の対象ともなります。
テクラウド(TECROWD)の優先劣後構造とは何ですか?
不動産クラウドファンディングでは、案件への出資後の不動産運用時に損失が生じた場合、どの出資者の出資金が優先的に損失の補填に充てられるのか、その割合を決める優先劣後構造と呼ばれる仕組みがあります。
全ての不動産クラウドファンディングサービスが優先劣後方式を採用しているわけではありませんが、テクラウド(TECROWD)は優先劣後構造を採用しているサービスとなっています。
優先劣後構造が採用されていることで、テクラウド(TECROWD)の運営者である、株式会社TECRAの出資金と投資者の出資金の内、案件の損失に対して何パーセントまでは事業者の負担で、何パーセント以上になると投資者の負担となる、と明確に負担の割合が定められるようになります。
そのため、優先劣後構造が採用されていることによって事前にそうしたリスクに関しても把握することが可能となっています。
テクラウドとは?基本情報
テクラウド(TECROWD)の情報に関して、様々ご紹介をしましたが改めてテクラウド(TECROWD)の基本情報をわかりやすく表にまとめていきます。
運営会社 | 上場 | 最低投資金額 | 累計案件数 | 累計募集金額 | 利回り | その他の特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
株式会社TECRA | 未上場 | 10万円 | 44件 | 105億5310万円 | 4.5~11% | 国内だけではなく、海外・中央アジアの不動産への投資が可能。 |
テクラウド(TECROWD)は初心者にもおすすめ
テクラウド(TECROWD)は他の不動産クラウドファンディングサービスと比較すると、最低投資金額が10万円と少し高めではあるため、金額面においては多少ハードルを高く感じてしまう方もいるかと思います。
しかし、テクラウド(TECROWD)を運営している株式会社TECRAは建築業・国内不動産・海外不動産と総合的な不動産企業として事業を行っているため、不動産クラウドファンディングでの案件も国際的で比較的幅広く取り扱っています。
本来の現物の不動産投資であれば数百万、数千万と当たり前のようにかかりますが、世界的な不動産も視野に入れた投資を10万円から行うことができるのは、非常に魅力的な要素であり、投資初心者の方でも可能性を広げやすいともいえます。
テクラウドの評判まとめ
これまで、不動産クラウドファンディングサービスの内の一つである、テクラウド(TECROWD)について実際の利用者の口コミや、メリット・デメリット、特徴等について深堀りし解説をしてきました。
不動産クラウドファンディングについて多少調べたことのある方、当記事を読まれる方も不動産クラウドファンディングサービスはいくつも存在していることはすでにご存じかと思います。
その中で今回、テクラウド(TECROWD)が気になり当記事を読まれたことと思いますが、テクラウド(TECROWD)は数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも国際的な不動産へと比較的、手軽に投資を行える数少ないサービスともなっています。
これから不動産クラウドファンディングを始めようと考えている方、すでに始めているものの新たにテクラウド(TECROWD)も利用し始めたいと考えている方まで、一度はテクラウド(TECROWD)に登録をし実際の案件をその目で確かめ、投資対象として魅力的かどうか確認しつつ試してみる価値は大いにあると思います。
そして、当記事を読まれた方の投資ライフがこれからより良いものとなることを願っています。