年収1000万は大したことない？本当に贅沢ができないのかについて解説

など年収1000万が大したことないかについて知りたい人は多いでしょう。

結論、年収1000万は大したことありません。

本記事では、年収1000万が大したことないと言われる理由を徹底解説します。

また、すごく感じる理由も紹介するので、興味のある人はぜひ最後までご覧ください。

年収1000万が大したことないと言われる理由

本章では「年収1000万が大したことないと言われる理由」を4つ紹介します。

年収1000万がなぜ大したことないのか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

税金で手元に残るお金は少ない

年収1000万が大したことないと言われる理由として、税金問題が挙げられます。

日本は、高所得ほど税金の金額が大きくなる累進課税です。

そのため、お金を稼いでも税金によって、手元に残る金額はほとんどなくなります。

300万近くの金額が税金によって無くなってしまうので、年収1000万は大したことないという声が挙がってしまうのです。

また、年収800万の手取りは、600万前後で月に約50万円。

つまり、年収ベースでは200万の差があるのにも関わらず、実際の手残り差は120万ほどしか変わりません。

そのため、年収800万と1000万の両方を知っている人からすると、年収800万の方が「お得なのでは？」という意見もあるでしょう。

したがって、年収1000万は大したことないという意見が挙がるのです。

年収1000万以上稼いでいる人は意外と多い

年収1000万以上稼いでいる人が意外と多いのも、大したことないと言われる理由です。

実際、日本で年収1000万円以上稼いでいる人の割合は「民間給与実態統計調査」によると6.9％というデータが出ています。

東京都の人口は約1400万人(参照元:東京都の人口)なので、半分以下の人が年収1000万円を超えていると言えます。

つまり、適当に100人集めてこれば、50人は年収1000万を超えているということです。

意外と年収1000万円を超えている人が多いのがわかるでしょう。

そのため、珍しい存在ではないことを理解している人からすると「年収1000万は大したことない」という意見が出るのです。

　

子どもがいると贅沢できない

子どもがいると贅沢ができないのも、年収1000万が大したことないと言われる理由です。

世間の人が年収1000万に抱くイメージは「高級時計やブランド物を着ている」「毎月海外旅行している」といった派手なものです。

しかし、現実は違い、税金によって引かれた手残り60万の中で生活するとなると、贅沢をする余裕はありません。

特に子どもがいるとなると、家賃や車や家のローンなどを引けば30～40万円の中でやり繰りしていく必要があります。

贅沢ができない事実を知っている人からすると「年収1000万は大したことない」という意見になってしまうのです。

都会であれば物価が高い

また、都会だと物価が高いのも、年収1000万は大したことがないと言われる理由です。

東京に住んでいる人に聞いた話だとワンルームで家賃で10万円の出費が出ると聞きました。

一方で地方だとワンルームであれば4～6万円ほどでしょう。

つまり、地方と都会では家賃だけで倍以上の差があるのです。

そのため、都会で年収1000万の人でも生活は厳しくなってしまうのです。

　

大したことない？年収1000万をすごいと感じてしまう原因

前半では年収1000万が大したことない理由について解説しました。

ではなぜほとんどの人が【年収1000万はお金持ち】という考えを持っているか、疑問に思った人もいるでしょう。

そこで本章では「年収1000万をすごいと感じてしまう原因」を3つ紹介します。

それぞれ順に見ていきましょう。

会社員の給与が基準になっている

会社員の給与が基準になっている点も、年収1000万円と聞くと驚きを感じてしまう理由です。

年収1000万円は会社を経営している人からすれば、聞いても驚かない数字です。

ネット上でも月100万円という人はざらにいるでしょう。

一方で、会社員となると年収1000万円貰っている人は、部長クラスの役職に就いている人が対象となります。

つまり、会社員だけで見ると、年収1000万を稼いでいる人は限られているのです。

そして「就業状態等基本集計」によると、日本の会社員の割合は65.2％、6割以上が正社員と発表されています。

そのため、ほとんどが会社員の基準で見られてしまうので、年収1000万にスゴさを感じやすいのです。

年収1000万が富豪のような取り上げ方をされる

メディアで富豪のような取り上げ方をされるのも、年収1000万をすごく感じてしまう1つの原因です。

実際、恋愛系の番組で「年収1000万以上の人と結婚したい」という場面を見た人は多いでしょう。

私自身も、テレビを見ていると、年収1000万はお金持ちという場面を多々見た経験があります。

つまり、テレビなどの報道番組が年収1000万を大々的に押し出しているため、すごさを感じやすくなってしまうのです。

　

本当のお金持ちは身近で見かけない

本当のお金持ちを身近で見かけないのも、年収1000万に対してすごさを感じる理由です。

年収1000万がお金持ちかは、基本的に以下の2つしかありません。

そのため、年収1000万を稼いでいる人を見つけることは非常に困難です。

近年はインターネットの発達によって、わかりやすくなった部分はありますが、年収1000万の全てを知るのが難しいことは変わっていません。

年収1000万の実際の生活が謎に包まれているので、スゴさを感じやすくなってしまうのです。

大したことないとはいえ年収1000万は高所得

これまで年収1000万が大したことがないと言われる理由を解説しました。

しかし「年収1000万は大したことがない」とはいえ、高所得であることに変わりありません。

また「大したことがない」という意見は、独身ではなく家庭がある人です。

つまり、独身であれば年収1000万は十分な金額と言えます。

そのため「年収1000万は大したことがないのか…」「転職しようとしていたけど辞めよう」などと悲観的にならないようにしましょう。

また、大したことがないとはいえ、年収200～400万の状態の生活水準で年収1000万になれればお金持ちです。

したがって、年収1000万で生活が苦しいのは間違いと言えます。

まとめ:年収1000万は大したことないが独身であれば十分な金額

本記事では、年収1000万が大したことない理由について解説してきました。

結論、税金でほとんど手残りが無くなるうえに、家庭を持っている人であれば、お金がほとんど無くなるからです。

そのため、年収1000万が大したことないと言っている人は、家庭持ちの方の意見でしょう。