不動産クラウドファンディングは、比較的手軽にネットで完結できる投資商品として人気を集めています。
そうした人気を集める一方で、不動産クラウドファンディングを通じての投資には非常に様々なサービス運営会社が存在することに気づき、最初の第一歩の踏み出し方や自身にとって効率の良い投資を行えるか不安といった思いを抱く方も多いと思います。
そこで、当記事では不動産クラウドファンディングを始める方の選択がよりスムーズとなるように、不動産クラウドファンディングの中でも比較的、様々なランキングサイト等でも上位となっていることの多いCREALに焦点を当て、特徴やメリット・デメリット、リスク等について解説していきます。
CREAL(クリアル)の悪い評判・口コミ
CREALは不動産クラウドファンディングについて調べていると比較的、目にすることの多いサービスでもあります。
数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも、目にする機会が多いとなると、それだけで信用度は自然と上がりがちですが、投資である以上は行動を開始する前にしっかりと悪い面についても把握しておくことが自身の投資ライフを良いものにするためにも大切です。
以下でCREALの悪い評判・実際の利用者の口コミをX(Twitter)からいくつかご紹介します。
希望する案件への投資ができない可能性
冒頭でも解説した通り、CREALは様々な不動産クラウドファンディングサービスのランキングサイトでも比較的、上位にいることの多いサービスとなっています。
また、CREALはイメージキャラクターとして、現在もアスリートとしてもタレントとしても活躍し人気を誇る、武井壮氏を起用しておりサービス自体の認知度も高い傾向にあります。
それらのことも含め、CREALを通じて不動産クラウドファンディングを始める方や利用者が多く、募集のかかった投資案件があっという間に満枠となり募集終了となるケースがあることが実際の利用者の口コミからも見受けられます。
そうしたことからも、CREALは人気が故に自身が希望する投資案件への投資が思うように行えない可能性もあるといえます。
CREAL(クリアル)の良い評判・口コミ
少額投資が可能で初心者にも優しい
世の中の投資商品の多くは投資額がそれなりにかかってしまうことも多いです。
不動産クラウドファンディングはその中でも投資ハードルが低い投資商品とされていますが、CREALは更にその不動産クラウドファンディングサービスの中においても少額1万円から投資が可能となっており、より投資ハードルが低い位置づけとなっています。
実際の利用者の口コミの中でも、そうした少額から投資が可能であることを非常にメリット感じている声や、投資案件ごとの不動産情報を詳しく明記している点等もあり、投資初心者にもおすすめできるサービスといった声も見受けられました。
これらの実際の利用者の声を見るとCREALは投資初心者にも優しいサービスといえます。
CREAL(クリアル)のメリット
CREALに関する実際の利用者の悪い評判・良い評判・口コミを把握したところで、CREALにはどういったメリットがあるのか、解説していきます。
投資機会の多さ
各不動産クラウドファンディングサービスが、扱っている投資案件数や投資案件ごとの累計慕集金額というのは異なってきます。
CREALは数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも、投資案件数や案件ごとの募集金額が比較的高くなっており、CREALを利用するだけでも非常に投資機会を多く得られる可能性があります。
複数の不動産クラウドファンディングサービスを跨いでの投資は、目的に応じて利用をすれば良い投資ライフを送れることにも繋がりますが、場合によっては煩わしい状況や複数利用によるストレス等、快適な投資を行っていくことができない状態になってしまう可能性もあります。
そのため比較的、累計募集金額や投資案件数の多いCREALは投資機会の多さが1つメリットといえます。
少額での投資
不動産クラウドファンディングサービスは、他の投資商品と比べて投資金額が低く、投資初心者をはじめとする投資者の投資ハードルが低いことが挙げられます。
そうした比較的投資ハードルの低い不動産クラウドファンディングの中でも、CREALは少額1万円から投資が可能となっており、不動産クラウドファンディングサービスの中でも最低金額で投資をすることができるようになっています。
CREALは、そうした少額での投資が可能な点もメリットとなっています。
ESG不動産への投資
CREALで募集されている投資案件の内容では地方創生やヘルスケア・保育所ファンド等が多く、環境問題(Environment)、社会問題(Social)、企業統治(Governance)のESG不動産案件への投資が可能となっています。
他の不動産クラウドファンディングサービスでは、一般的に居住用や宿泊施設等の不動産への投資案件が多くなっているため、居住用や宿泊施設等の一般的な不動産と合わせて、ESG不動産への投資にも興味がある方やESG不動産に投資をしたいと考える方にとってはメリットとなり得る特徴といえます。
運営会社が上場している
CREALを運営しているクリアル株式会社は東証グロース上場企業であり、比較的安心感の持てるサービス運営会社といえます。
不動産クラウドファンディングでの投資を行うにあたり、リスクの一つとされていることとして、サービス運営会社の倒産リスクがあります。
投資を行っている間に、万が一サービス運営会社が倒産してしまった場合、自身が投資した元本が倒産手続き等の支払いに充てられてしまう可能性もあり、投資元本を無駄に失ってしまうこともあり得ます。
また、そうしたことが起きなかったとしてもサービス運営会社が倒産することで、不動産の運用に悪影響が生じてしまう可能性もあり、投資元本やそれまでの運用利益までも失ってしまうリスクが増す状況となることも考えられます。
そのため、CREALは数ある不動産クラウドファンディングサービス会社の中でも数少ない上場をしている企業であり、比較的安心感の持てる会社であるため、その点はメリットともいえます。
しかし、上場企業とはいえ必ず良い状況にあるとも言い切れないため、財務情報となるIR(Investor Relations)をHP等から確認し、可能な限りの財務状況を確認していくことが大切です。
CREAL(クリアル)のデメリット・リスク
CREALにはいくつかメリットとなる要素がありましたが、実際の利用者の口コミにもあったように、デメリットとなりえる部分も存在します。
思うように投資ができない可能性がある
これまで解説してきた内容でも把握していただいている通り、CREALは不動産クラウドファンディングサービスの中でも人気のあるサービスといえる状態のため、人気であるが故に新規で募集のかかった投資案件でも良い案件に関しては想像以上のスピードで募集枠が満枠となってしまうケースも珍しくないようです。
実際の利用者の口コミでもご覧いただいたように、少し目を離している隙にあっという間に募集終了となっていることもあるため、自身の思うように投資を行えない可能性もでてきます。
投資を生業としている方であれば良いですが、副業や隙間時間での投資を考えている方にとっては、そうしたスムーズに行えない状況は非常にデメリットであるといえます。
CREAL(クリアル)に向いてる人・向いていない人
投資をする際の投資商品選びや、更にその中でそれぞれ展開されているサービスや投資案件選びを進めていくのは、様々な情報を元に且つ、自身の希望に近いモノを選ぶとなると、非常に労力がかかります。
不動産クラウドファンディングの中のみであっても、多くのサービスや投資案件が存在するため、特に初心者の方にとっては、はじめのサービス選びに時間や労力をとられてしまうことも多くあると思います。
そこで、当記事での主としてご紹介しているCREALに向いている人、向いていない人はどういった人なのか、サービス選びの際の参考になるよう解説をしていきます。
CREAL(クリアル)に向いてる人
CREALは投資初心者で少額からの投資を考えている方に向いているといえます。
不動産クラウドファンディングサービスの中には、最低投資金額が10万円からとなっているサービスもあり、全ての不動産クラウドファンディングサービスが少額から投資が可能といえる状態にはなっていない状況です。
CREALのように1万円から投資が可能となるサービスは投資案件選びや投資等になれていない初心者の方には非常にハードルも低くなり、初心者向きのサービスといえます。
また、CREALの特徴としても地方創生やヘルスケア・保育所ファンド等が多く、環境問題(Environment)、社会問題(Social)、企業統治(Governance)のESG不動産案件への投資が可能となっていることがあります。
そのため、一般的な居住用や宿泊施設等の不動産への投資案件だけではなく、幅広くESG不動産への投資にも興味がある方にはCREALが向いているといえます。
CREAL(クリアル)に向いていない人
前述のCREALに向いている人の内容と反対に、初心者ではなく、より金額の多い投資を考えている方や、地方創生やヘルスケア・保育所ファンド等のESG不動産には投資を一切考えておらず、一般的な居住用や宿泊施設等への投資のみ考えている方にとっては、CREALはあまり向いていない可能性があります。
CREAL(クリアル)と他の不動産投資会社との違い
不動産クラウドファンディングサービスはいくつも存在し、それらの他のサービスとの違いを明確に把握することは初心者の方にとっては多少困難な部分があります。
すでにCREALのメリットやデメリット、特徴等についても解説済みではありますが、他の不動産クラウドファンディングサービスとCREALはどういった点に違いがあるのか、異なるポイントについても改めてご紹介していきます。
優先劣後方式の採用
通常、投資というのは元本を失うリスクもありますが、不動産クラウドファンディングには、投資者が出資をした元本が守られやすくなる仕組みが存在します。
そのような不動産クラウドファンディングでの投資元本を守る仕組みのことを「優先劣後方式」と呼び、投資をした不動産の運用時に損失が生じた際に、ファンド組成会社と投資者の資金からどのような優先度で負債の支払いが行われるのか、その優先度の割合を決めている仕組みが「優先劣後方式」となっています。
CREALは、上述の優先劣後方式を採用しているため万が一、不動産運用時に損失が生じた場合においても投資案件により割合は異なりますが、あらかじめ何パーセントまでの負債はファンド組成会社が負担し、そのパーセンテージを超えた場合に投資者の元本が負債の支払いに充てられると、負担割合が決められています。
こうした優先劣後方式は他の全ての不動産クラウドファンディングサービスで採用されているものではないため、優先劣後方式が採用されている点は他の不動産クラウドファンディングサービスとの大きな違いでもあります。
不動産の詳細情報を確認できる
不動産クラウドファンディングで投資を行っているのは実際に存在している実物の不動産です。
投資をする以上は投資者側もリスクを回避するために様々な角度から投資案件について確認し、投資をするか否かを決定していくこととなります。
そうした際に、投資対象となる実物の不動産の情報が豊富にあるかどうかといった点は非常に大切な部分ともなってきます。
CREALでは、投資案件ごとの不動産の詳細情報がしっかりと記載されているため、投資案件を選ぶ際の吟味もよりスムーズに行いやすいように設計されているといえます。
他の不動産クラウドファンディングサービスにおいても、不動産の詳細情報の記載はされていますが、CREALと比較すると詳細具合に欠けているようなサービスも存在しているため、投資案件ごとに不動産の詳細情報がしっかりと記載されている点も他の不動産投資会社、サービスとの違いとなってきます。
CREAL(クリアル)で不動産投資を始める流れ
①CREALでの会員登録
まずはCREALのサイトにアクセスし、投資家録ボタンからサイトでの会員登録(無料)を行っていきます。
登録の際は、メールアドレスと任意のパスワードを入力し、登録を進めていきCREALからメールアドレス認証のお願いメールが送付されるため、届いたメールを開封しメールアドレス認証を行います。
②CREALでの投資家登録
CREALサイトでの会員登録が済んだ後は、投資家登録を行っていきます。
登録は、投資家登録申請画面に沿って行いますが、その際の本人確認方法はご自宅に届くはがきを受領することで投資家登録が完了する「郵便受取での本人確認」と、指定の本人確認書類1点と顔をスマホで撮影し行う、「スマホでの本人確認」の2つが用意されています。
いずれかお好きな本人確認方法を選択し投資家登録を進めていくことができ、審査後に審査結果メールをもって、投資家登録が完了した状態となります。
➂CREALサイト内の投資案件に応募する
投資家登録の完了後は、実際に投資をする案件をCREALサイト内で検索し、希望する案件を探して応募をしていきます。
投資案件への応募の際は、特に人気となり得る案件は早々に募集満枠となるケースも多々あるため可能な限り目を凝らし、応募を行っていくことも大切です。
④不動産運用後の収益分配金を受け取る
投資後は運用される不動産から発生する収益分配金を投資口座への振込によって受け取っていきます。
また、運用期間が満期を迎えると元本も戻ってくるようになり、1投資案件が終了した状態となります。
CREAL(クリアル)に関するよくある質問
CREALのメリットやデメリット、投資を行う流れ等を把握したところで実際にCREALを通じて投資を開始するとなると、更に湧き出る質問事項もいくつかあると思います。
そこで、そうした疑問点を少しでも払拭できるように、当記事でもCREALに関してよくある質問についていくつかご紹介します。
収益分配金にかかる税金の取扱いはどうなりますか?
不動産クラウドファンディングサービスであるCREALを通じた投資で得られる収益分配金は税務上は雑所得として分類されます。
また、CREALから投資者へと支払われる収益分配金は源泉徴収税20.42%(所得税+復興特別所得税)を控除した金額が支払いされ、投資者によっては確定申告も必要となる場合があります。
ご自身が確定申告が必要かどうかが分からないという方は税理士または所轄の税務署に確認をすることをおすすめします。
一度出資したら中途解約はできない?
CREALは投資案件に出資後、中途解約を行える制度は設けられていないため、中途解約はできませんがクーリングオフによって契約解除は可能となっています。
クーリングオフは、投資案件(ファンド)の契約成立日(契約成立時書面の電子交付を受領した日)から起算して8日を経過するまでの間にCREALを運営するクリアル株式会社宛に書面による解約を申し出た場合に、クーリング・オフにより契約解除が可能とされています。
しかし、投資案件(ファンド)の契約成立日から8日を経過後の解約に関しては、契約者の死亡や破産手続きの開始決定等の法定終了事由といった、やむを得ない場合を除いて認められていないものとなっています。
REITやソーシャルレンディングとの違いはありますか?
不動産クラウドファンディングであるCREALに対して、REITやソーシャルレンディングは異なる投資商品です。
REITは投資信託(多数の投資者から集めた資金を運用会社に所属する資産運用の専門家が、株式や債券・金融派生商品等の金融資産、または不動産等に投資するよう指図することで得た利益を投資者に還元する仕組みとなる金融商品)の一種であり、不特定多数の投資者から資金を集め、集めた資金にて複数の不動産に投資を行い、得た利益を投資者に分配する金融商品となります。
また、REITは不動産が証券化されることで市場でその証券の売買がされる流れとなっているため、商品の価格は日々変動する投資商品となっています。
不動産が証券化されることとなるREITは市場の影響を受けるため、不動産クラウドファンディングよりも価格変動が大きくなることが特徴です。
続いて、ソーシャルレンディングは別名、貸付型・融資型クラウドファンディングと呼ばれる投資商品です。
資金を運用したい投資者と資金を必要としている借り手をインターネット上でマッチングする融資サービスがソーシャルレンディングとなります。
ソーシャルレンディングを行う事業者は、複数の投資者から資金を集め、その資金を必要としている借り手へと貸付を行うことで、利息を原資として投資者に利益の配当を行っています。
また、ソーシャルレンディングでの借り手は複数化・匿名化されていることから、借り手の情報を投資者が把握することは困難な状態となります。
しかし、CREALを含む不動産投資クラウドファンディングは、情報の公開制限がないため投資対象となる不動産の情報を詳細に明示することが可能となっています。
CREAL(クリアル)とは?基本情報
CREALの情報に関して、様々ご紹介をしましたが改めてCREALの基本情報をわかりやすく表にまとめていきます。
運営会社 | 上場 | 最低投資金額 | 累計案件数 | 累計募集金額 | 利回り | その他の特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
クリアル株式会社 | 東証グロース | 1万円 | 95件 | 340億9,841万1,000円 | 4~5% | 環境問題(Environment)社会問題(Social)、企業統治(Governance)のESG不動産投資が可能。 |
CREALは特に初心者におすすめ
前述の表の内容に加え当記事内で何度か取り上げたように、CREALは最低投資金額が1万円からと少額投資が可能となっています。
投資金額が少なく済むという点は非常に投資ハードルが低くなることにもなり、不動産クラウドファンディングでの投資を考え始めている方からその他の投資商品と比較して悩まれている方まで、投資初心者へは特におすすめなサービスとなります。
また、運営会社であるクリアル株式会社が上場企業であることやCREALのサイトにおいても各投資案件ごとの不動産の詳細情報の掲載がされているといった点に関しては投資者にとって安心感にも繋がり、より明瞭な投資が実現できることにも繋がりやすくなるため投資後の運用イメージ等もつきやすいといったことがあります。
そうしたことからも、CREALは数ある不動産クラウドファンディングサービスの中においても特に初心者におすすめとも言えるサービスといえます。
CREAL(クリアル)の評判まとめ
当記事では、数多くある不動産クラウドファンディングサービスの中でも、様々なランキングサイト等で比較的上位に入っていることの多い、CREALについてメリット・デメリット、実際の利用者の口コミ等について詳しく解説をしてきました。
不動産クラウドファンディングは他の投資商品と比べると、全体的に投資ハードルが低い投資商品とも言われることも多く、投資初心者にも優しい投資商品の内の1つともなります
また、更にその中でもCREALは投資初心者の方へおすすめできる項目がいくつもあり、不動産クラウドファンディング、投資の第一歩として始めるには良いサービスといえます。
しかし、これだけハードルが低い投資商品、サービスとなった上でも投資である以上はリスクが0となることはないため、実際に投資をするとなった際は慎重に検討していくことが重要です。