少額不動産投資についてお伝えします。
初心者にはハードルが高い不動産投資を、少額から気軽に始められると人気の少額不動産投資。
興味はあるけれど、何から始めればいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
おすすめの少額不動産投資について、利回りやメリット、デメリットもあわせて、初心者にも分かりやすく紹介します。
少額不動産投資とは?
少額不動産投資とは、1口1万円程度の少額から始められる不動産投資です。
一般的な現物不動産投資では、不動産を購入するために、数千万円〜数億円の多額な購入資金が必要になります。
まとまった資金が用意できなかったり、不動産ローンを組めなかったり、潤沢な自己資金がない方にとっては、非常にハードルが高い投資方法です。
一般的な不動産投資と異なり、少額不動産投資では、必ずしも現物不動産を購入する必要はありません。
1口1万円程度の少額から投資できるため、不動産投資の初心者でも始めやすいと人気を集めている投資方法です。
月1万からの少額で始められる4つの不動産投資方法
不動産投資 クラウドファンディング | 不動産投資信託(REIT) | 不動産小口化商品 (任意組合型) | 収益物件の購入 | |
---|---|---|---|---|
想定利回り | 2%~6% | 3%~4% | 3%~5% | 3%~10% |
必要な資金 | 1万円~10万円 | 5万円~10万円 | 100万円~ | 100万円~ |
メリット | ・インターネットで完結 ・少額から始められる ・高い利回りが期待できる ・不動産の管理、運用の手間がかからない | ・プロに運用を任せられる ・流動性が高い ・幅広い不動産に投資が可能 | ・投資する不動産を自分で選べる ・不動産の管理、運用をプロに任せられる ・所有権を得られる | ・不動産投資のスキルを身につけられる ・自己資金だけで賄える場合もある ・安定した家賃収入が期待できる |
デメリット | ・元本割れリスク ・中途解約できないものが多い ・レバレッジ効果が得られない | ・倒産リスク ・株式相場の影響を受けやすい ・複利効果は期待できない | ・ローンを組めない ・元本割れリスク ・流動性が低い | ・不動産の管理、運用の手間がかかる ・空室リスクがある ・流動性が低い |
少額から始められる不動産投資は、以下の4つです。
- 不動産投資クラウドファンディング
- 不動産投資信託(REIT)
- 不動産小口化商品(任意組合型)
- 収益物件の購入
少額から始められる不動産投資のサービス内容とメリット・デメリットを、それぞれ詳しく解説します。
不動産投資クラウドファンディング【1万円~10万円】
不動産クラウドファンディングとは、不動産投資を目的としたクラウドファンディングを指します。
クラウドファンディングとは、インターネット経由で不特定多数の出資者から資金を調達する仕組みです。
起案者や企業の想いに共感した出資者が寄付や商品を購入することで、モノやサービス、アイデア、プロジェクトの実現に向けての支援ができます。
不動産クラウドファンディングは、1万円〜10万円程度で始められる不動産投資として、近年注目を集めています。
申し込みから運用まで、インターネットで完結できる手軽さが大きな魅力。
商品によって異なりますが、2%〜6%の利回りが期待できます。
不動産投資クラウドファンディングのメリット
不動産投資クラウドファンディングのメリットは、以下の通りです。
- インターネットで完結する
- 少ない資金からでも始められる
- 高い利回りが期待できる
- 管理、運用の手間がかからない
不動産投資クラウドファンディングは、出資者の募集から契約締結まで、インターネットで完結します。
スマホがあれば簡単に始められるため、手軽で便利。
1万円から投資可能など、最低出資金額が低く設定されているので、初心者でも気軽に始められるでしょう。
高い利回りが期待できる商品が豊富で、好みの物件を投資スタイルや投資目的によって、自由に選択可能。
不動産の管理や運用は、プロに任せられるため、手間がかかりません。
運用期間は不動産によって異なり、3ヶ月程度の短期から10年の長期運用までさまざまです。
不動産によって得られた運用益や売却益は、投資家に分配され、元金は運用期間終了後に返済されます。
不動産投資クラウドファンディングのデメリット
不動産投資クラウドファンディングのデメリットは、以下の通りです。
- 元本割れの可能性がある
- 中途解約できないものが多い
- レバレッジ効果が得られない
不動産投資クラウドファンディングには、元本保証がありません。
そのため運用次第では、出資金を下回る元本割れの可能性があるため、注意が必要です。
運用会社やファンドによって異なりますが、中途解約できなかったり、解約手数料が発生したり、運用期間が終了するまでは、出資金を引き出すことができないケースも多くあります。
運用期間終了まで資金を拘束されることが多いため、途中で換金するのは困難です。
そのため少額不動産投資は、当面使う予定のない余裕資金で投資することが重要なポイント。
一般的な現物不動産投資では、金融機関からの融資を受けて投資用不動産を購入するため、レバレッジ効果により、利益の最大化が期待できます。
不動産クラウドファンディングの場合は、金融機関からの融資は不要。
少額の自己資金で始められるため、レバレッジ効果は得られません。
不動産投資信託(REIT)【5万円~10万円】
不動産投資信託(REIT)は、投資対象が不動産の投資信託を指します。
複数の投資家の出資金により、不動産を購入・運用します。
不動産の運用で得られた運用益や売却益を、投資家に分配する仕組みです。
不動産投資信託は、証券取引所に上場しているため、株式と同様に証券取引所でのリアルタイム取引が可能。
不動産投資のプロが厳選した不動産に、5万円〜10万円程度から投資できます。
銘柄によって異なりますが、3%〜4%の利回りが期待できます。
不動産投資信託のメリット
不動産投資信託のメリットは、以下の通りです。
- 不動産投資のプロに運用を任せられる
- リアルタイム取引で流動性が高い
- 幅広い不動産に分散投資できる
不動産投資信託の投資対象の不動産は、経験豊富なプロが厳選しています。
不動産投資の経験や専門知識がない初心者でも、プロに運用を任せられるため安心感があるでしょう。
現物の不動産を所有しないため、管理や運用の手間がかからず、気軽に始められます。
不動産投資信託は、証券取引所が開いている時間帯であれば、買いたいときに買って、売りたいときに売れるため、すぐに現金化できる流動性が高い金融商品です。
株式と同様に、証券取引所でのリアルタイム取引が可能な点は大きな魅力。
急に資金が必要になった場合でも、スムーズに換金できます。
ポートフォリオに不動産を組み入れたい投資家にもおすすめです。
個人では多額の資金が必要になるため投資しにくいビルやマンション、ホテル、大型商業施設などの高額不動産への投資も可能。
1つの銘柄に複数の不動産が組み込まれているため、分散投資効果も期待できます。
不動産投資法人は、投資家に利益の9割を分配することで法人税が免除される仕組みのため、利回りが高い傾向があります。
毎月の賃貸料で、長期的に安定した収入が期待できるでしょう。
証券会社で証券口座を開設する簡単なステップで、不動産投資信託の取引を始められます。
不動産投資信託のデメリット
不動産投資信託のデメリットは、以下の通りです。
- 投資法人の倒産リスクがある
- 株式相場の影響を受けやすい
- 複利効果が期待できない
不動産投資信託には、投資法人の倒産リスクがあります。
不動産投資法人が倒産すると、銘柄の価格が大きく下落する可能性があります。
また証券取引所の上場廃止基準を満たすと上場廃止が決定され、売却が困難になるため注意が必要です。
不動産投資信託は、株式と同様に証券取引所で取引できるため、株式相場の影響を受けやすい特徴があります。
不動産投資信託の購入後は、相場状況を定期的にチェックするとよいでしょう。
不動産投資信託では、複利効果は期待できません。
複利効果とは、分配金を再投資することで、利益の最大化を目指す仕組みです。
利益が利益を生み出し、運用期間が長くなるほど、大きな複利効果が期待できます。
しかし、不動産投資信託の分配金は、自動で再投資されません。
複利効果を得るためには、分配金で不動産投資信託を再度購入する必要があります。
手間はかかりますが、コツコツ分配金を再投資することで、効率的な資産形成につながります。
不動産小口化商品(任意組合型)【100万円~】
不動産小口化商品とは、1つの不動産を数万円〜100万円程度に小口化して、複数の投資家に販売し、不動産の運用で得られた賃貸収入や売却益を、出資額に応じて投資家に分配する仕組みです。
1つの不動産を複数の投資家と共同購入できるため、個人での購入が難しい高額不動産への投資も実現可能。
任意組合型の不動産小口化商品では、事業者と投資家が任意組合契約を締結します。
事業者が不動産を管理・運用し、投資家は出資額に応じた所有権を得られる特徴があります。
任意組合型の不動産小口化商品では、1口100万円程度から購入可能。
3%〜5%の利回りが期待できます。
不動産小口化商品のメリット
不動産小口化商品のメリットは、以下の通りです。
- 投資対象の不動産を選択できる
- 不動産の管理、運用をプロに任せられる
- 不動産の所有権を得られる
不動産小口化商品では、投資対象の不動産を自由に選択できます。
複数の投資家で1つの不動産を購入するため、ビルやマンション、商業施設などの高額不動産にも投資が可能。
プロが厳選した不動産に投資できるため、安心感があります。
少ない資金で始められるため、まとまった資金が用意できない方や初心者でも始めやすいでしょう。
不動産運用で得られた家賃収入や売却益は、出資額に応じて複数の投資家に分配される仕組みです。
不動産の管理や運用は、不動産投資会社に任せられるため、手間がかかりません。
任意組合型の場合は、不動産の所有権を得られるのも大きな魅力のひとつ。
不動産の相続税評価額は時価の2割〜3割程度低くなるため、現金を不動産にすることで節税効果が期待できるでしょう。
相続税・贈与税対策としても、任意組合型の不動産小口化商品は有効です。
不動産小口化商品のデメリット
不動産小口化商品のデメリットは、以下の通りです。
- ローンを組むことができない
- 元本割れリスクがある
- 流動性が低い
不動産小口化商品は、複数の投資家と1つの不動産をシェアする共同所有です。
そのため、不動産を担保にしたローンを組むことができません。
金融機関からの融資が受けられないため、不動産の購入資金を自己資金で賄う必要があります。
元本保証がないため、運用状況や売却時の不動産価値によっては、元本割れリスクがあります。
また流動性が低いため、売りたいときに売れない可能性もあるため、注意しましょう。
急に資金が必要になっても、中途解約できなかったり、解約手数料がかかったり、現金化しにくいという点がデメリットです。
収益物件の購入【100万円~】
収益物件を購入して家賃収入を得る方法です。
安定的な家賃収入確保を目指す一般的な現物の不動産投資です。
区分マンションや区分アパート、築古物件など、1,000万円以下で投資できる物件を購入し運用することで、賃貸料や売却による収益が期待できます。
金額によっては自己資金で賄えるケースもあるため、必ずしもローンを組む必要はありません。
ローンを組む場合は、物件価格の20%〜30%の自己資金を準備できるとよいでしょう。
築古物件を購入してリフォームすることで、賃貸収入を得たり、売却益を得たりできます。
物件によって異なりますが、3%〜10%の利回りが期待できます。
収益物件の購入のメリット
収益物件の購入のメリットは、以下の通りです。
- 不動産投資のスキルを身につけられる
- 自己資金だけで賄えるものもある
- 安定した家賃収入が期待できる
実際に自分で不動産を購入して、管理・運用するため、不動産投資のスキルを身につけられます。
自己資金で賄える物件もあるため、リスクを抑えながらさまざまな体験を通して、不動産投資のノウハウを実践的に学ぶことができるのが大きな魅力です。
借主が見つかれば、安定した家賃収入が期待できます。
少額で購入できるため、運用次第で高い利回りが見込めるでしょう。
収益物件の購入のデメリット
収益物件の購入のデメリットは、以下の通りです。
- 管理、運用の手間がかかる
- 空室リスクがある
- 流動性が低い
収益物件を購入して、自分で管理・運用する必要があるため、手間がかかります。
管理会社に任せられるケースもありますが、管理委託費が必要です。
管理委託費の他にも、固定資産税や修繕費の積み立てなどの運用コストがかかるため注意しましょう。
借主が見つからなかったり、退去したり、空室リスクを伴うため、期待していた利回りや家賃収入が得られない可能性もあります。
また、借主が見つかっても家賃滞納などにより、収入が途絶えてしまうケースも考えられます。
物件を購入する際には、立地やエリア、築年数など、物件をしっかりリサーチしてリスクを見極めることが重要です。
不動産は流動性が低く、売却には手間も時間もかかるため、売りたいときにすぐに現金化することができない点は、デメリットと言えるでしょう。
月1万からの少額で始める不動産投資のメリット
少額で始める不動産投資のメリットは、以下の通りです。
- 少額から気軽に始められる
- リスクを抑えられる
- 副収入を得られる
- 不動産の管理、運用をプロに任せられる
- 銀行預金より高い利回りが期待できる
それぞれ詳しく解説します。
少額から気軽に始められる
まとまった資金がなくても少額から気軽に始められるのが、少額不動産投資の大きな魅力のひとつです。
少額の自己資金があれば、すぐに始められます。
一般的な現物の不動産投資では、数千万円〜数億円単位の資金が必要になります。
多額の資金が必要だったり、不動産ローンを組む必要があったり、ハードルが高いイメージの不動産投資。
不動産投資に興味があっても、なかなか始められない方も多いでしょう。
しかし、少額不動産投資であれば、ローンを組まなくても自己資金で賄えるものも多いため、不安の軽減につながります。
具体的な少額不動産投資には、不動産投資クラウドファンディングや不動産投資信託(REIT)、不動産小口化商品が挙げられます。
現物不動産投資の場合でも、自己資金で賄える低額物件であれば、ローンを組む必要はありません。
少額の自己資金で始められるため、ローンを組むことに抵抗がある方や、何らかの理由でローンが組めない方も、少額不動産投資であれば始めやすいでしょう。
リスクを抑えられる
少額不動産投資は、多額の資金を必要としないため、リスクを抑えられます。
不動産投資に興味があるけど、損するのが怖くてなかなか投資を始められない初心者にもおすすめです。
損をしたり、利益が減ったりなどの可能性はゼロではありません。
しかし投資金額が少額のため、リスクを抑えた運用が可能です。
低リスクの少額不動産投資に慣れてから、投資金額を増やしたり、投資商品を追加したり、投資の規模を拡大してもよいでしょう。
副収入を得られる
不動産運用で得られる運用益や売却益は、分配金として投資家に分配されます。
分配金は不労所得になり、本業以外の副収入を得られるため、副業として活用している方も少なくありません。
副業が禁止されていても不動産投資は認められている企業があったり、不動産の管理や運用の手間がかからなかったり、仕事で忙しいサラリーマンの副業としても人気です。
手間をかけずに本業以外の収入を得られるのは、大きな魅力です。
不動産の管理・運用を任せられる
不動産投資の方法によっては、不動産の管理や運用を管理会社に任せられるものもあります。
一般的な現物不動産投資と異なり、不動産の管理や運用をプロに任せられるため、手間がかかりません。
本業が忙しいサラリーマンでも、副業として気軽に始められるでしょう。
銀行預金より高い利回りが期待できる
現在銀行の定期預金の利回りは、年0.002%程度です。
選択する投資方法によっても異なりますが、不動産投資の利回りは、平均3%程度の利回りが期待できます。
しばらく使い道のない100万円を年利0.002%の定期預金に預けた場合は、20円の利息がつきます。
一方で、年利3%の少額不動産投資の場合は、3万円の利息。
少額不動産投資では、銀行預金より高い利回りが期待できるでしょう。
月1万からの少額で始める不動産投資のデメリット
少額で始める不動産投資のデメリットは、以下の通りです。
- 手数料コストがかかる
- 元本割れの可能性がある
- 大きなリターンは期待できない
- 投資先が限られる
- 流動性が低い
それぞれ詳しく解説します。
手数料コストがかかる
少額不動産投資では、不動産投資会社や証券会社に手数料を支払う必要があります。
不動産投資信託では取引手数料や信託報酬など、不動産投資クラウドファンディングでは分配金の振り込み手数料や出金手数料が発生します。
少額不動産投資では、一般的な現物不動産投資と比較すると、投資金額が少額のため、大きな利益は期待できません。
そのため、手数料が高いと利益率が低くなるので、注意が必要です。
また手数料設定は、それぞれの不動産投資会社や証券会社によって異なります。
少額不動産投資を始める際には、手数料についてもしっかり確認することが重要なポイント。
比較検討して、手数料設定の低いサービスを利用するとよいでしょう。
元本割れの可能性がある
少額不動産投資は元本保証がないため、元本割れや損失を被る可能性があります。
不動産投資には、投資先の経営悪化や事業者の倒産、自然災害など、さまざまなリスクがあります。
トラブルや運用状況によって、賃料収入が減少する可能性があるため、少額不動産投資を始めれば必ず利益を得られるとは限りません。
少額不動産投資には、さまざまなリスクがあることを理解して始めることが重要です。
大きなリターンは期待できない
少額の資金でも気軽に始められる少額不動産投資ですが、投資金額が少額のため、大きなリターンは期待できません。
しかし徐々に口数を増やしたり、分配金の再投資で複利効果を得たり、長期的な視点でコツコツ利益を積み重ねることで、資産の最大化が期待できます。
短期的に大きなリターンは期待しにくいですが、長期的な視点で取り組むとよいでしょう。
投資先が限られる
少額不動産投資では、投資できる不動産を自由に選択できる商品は少ない傾向があります。
条件の良い高額不動産は、少額不動産投資の投資対象から外されてしまうため、投資先が限られます。
不動産投資信託では運用会社によって、あらかじめ決められた不動産に投資が可能。
不動産小口化商品では、プロが厳選した不動産の中から選ぶことができますが、選択肢は広くありません。
自分の投資したい不動産の取り扱いがなかったり、決められた不動産にしか投資できなかったり、一般的な現物不動産投資と比較すると、選択肢が狭く自由度が低いと言えるでしょう。
流動性が低い
急に資金が必要になっても、不動産をすぐに現金化することは困難です。
不動産を売りたいと思っても、買ってくれる人が現れるとは限りません。
そのため、不動産投資は流動性が低い投資方法だと言えるでしょう。
資金が必要になってもすぐに現金を用意することができなくなるため、不動産投資を始める際には、当面使う予定のない余裕資金で投資することが重要です。
しかし少額不動産投資の中でも流動性が高い不動産投資信託では、一般的な株式と同じように証券取引所でのリアルタイム取引が可能です。
証券取引所が開いている時間帯であれば、買いたいときに買って、売りたいときに売ることができる流動性の高さが魅力。
中途解約できなかったり、解約手数料がかかったり、流動性が低い少額不動産投資が多いため注意が必要です。
少額不動産投資がおすすめな人
少額不動産投資がおすすめな人は、以下の通りです。
- まとまった資金を用意できない人
- 低リスクで運用したい人
- 不動産投資にチャレンジしたい初心者
- 不動産ローンを組むのに抵抗がある人
- 不動産の管理や運用をプロに任せたい人
条件に当てはまる人は、少額から不動産投資を始めるのがおすすめです。
スキルを身につけたり、ノウハウを学んだり、少額不動産投資でリスクを抑えながら不動産投資を学ぶことができます。
不動産投資に慣れてきたら、徐々に投資金額を増やしたり、現物の不動産投資にチャレンジしたりするのもよいでしょう。
まとまった資金を用意できない人
一般的な現物不動産投資では、数千万〜数億円単位の多額な資金が必要になります。
多額な資金を用意できる人はごくわずかなため、ローンを組む人がほとんどです。
しかし少額不動産投資では、1口1万円からなどの少額で不動産投資ができるため、まとまった資金を用意できない方でも気軽に不動産投資を始められます。
低リスクで運用したい人
低リスクで運用したい人にもおすすめです。
少額不動産投資では投資金額が少額なため、リスクを抑えられます。
価格の変動幅が狭い傾向があるため、価格変動による不安やストレスも軽減できるでしょう。
不動産投資にチャレンジしたい初心者
少額でリスクを抑えられるため、不動産投資初心者も始めやすいでしょう。
プロが不動産を管理・運用してくれるサービスもあるので、専門知識がなくても投資が可能です。
不動産ローンを組むのに抵抗がある人
一般的な現物の不動産投資では、多額の資金が必要になるため、不動産投資ローンを組むケースがほとんどです。
しかし金融機関から融資を受けることに抵抗があったり、何らかの理由でローンを組めなかったりする人は、少額の自己資金で始められる少額不動産投資がおすすめです。
1万円〜10万円程度で始められるため、不動産ローンを組む必要がありません。
自己資金で十分賄える金額です。
不動産の管理や運用をプロに任せたい人
不動産の管理や運用をプロに任せたい人にも、少額不動産投資はおすすめです。
一般的な現物不動産投資では、不動産の管理や運用を自分で行ったり、手数料を支払って管理会社に任せたりします。
少額不動産投資では、不動産の管理や運用をプロに任せるため、手間を省くことができます。
不動産投資の知識が浅い方でも、不動産投資のプロなら安心して任せられるでしょう。
少額不動産投資を始める手順
少額不動産投資を始める手順は、以下の通りです。
- 問い合わせ、資料請求する
- 面談を依頼する
- プランの提案
- 申し込み
- 売買契約の締結・ローンを組む
- 運用開始
それぞれ詳しく解説します。
問い合わせ・資料請求する
まずは、気になる不動産投資会社に問い合わせて、資料請求します。
資料を参考にして、複数の不動産投資会社のサービス内容や実績を、比較検討するのがおすすめです。
自分の投資目的や投資スタイルに、最適な不動産投資会社を選びます。
面談を依頼する
不動産投資会社の選定後に、面談を申し込みます。
不動産投資のプロに不安や悩み、疑問などなんでも気軽に相談できます。
豊富な知識と経験を兼ね備えたプロに相談することで、不動産投資に関する不安の軽減に繋がるでしょう。
安心して資産を任せられる不動産会社かどうかを見極めるためにも、積極的に面談するのがおすすめ。
信頼できる担当者が在籍している不動産投資会社を選びましょう。
プランの提案
担当者が丁寧にヒアリングした内容から、投資目的や投資スタイル、ライフスタイルなど、ニーズに応じた最適な物件やプランを提案してくれます。
将来不動産が生み出す収益性の確認も可能です。
プランに納得いくまで、担当者と話し合うことができます。
申し込み
提案されたプランに納得できれば、申し込みます。
売買契約の締結・ローンの申し込み
契約内容の詳細を確認後、売買契約を締結します。
細かい事項まで、しっかり確認してからサイン・押印しましょう。
不動産の購入資金を入金します。
必要な場合は、金融機関でローンを申し込みます。
金融機関によって不動産投資ローンの内容が異なるため、複数の金融機関を比較検討して選びましょう。
運用開始
不動産の運用開始です。
少額不動産投資の場合は、不動産の管理や運用を不動産投資会社に任せられるケースが多くあります。
不動産投資会社が不動産の管理や運用をする場合は、定期的に送られてくる運用状況の情報をしっかり確認しましょう。
管理や運用が任せられるからといってほったらかしにせずに、運用状況をしっかり把握することが大切です。
初心者が少額不動産投資で失敗しない為のポイント
初心者が少額不動産投資で失敗しないためのポイントは、以下の通りです。
- 不動産投資の知識を身につける
- 余裕資金を充てる
- 投資先についてしっかり調べる
- 短期間で大きなリターンを期待しない
- 少額で不動産投資を始めるなら不動産会社に相談するのがおすすめ
それぞれ詳しく解説します。
不動産投資の知識を身につける
不動産の管理や運用をプロに任せることができるものでも、任せっぱなしはよくありません。
不動産投資についての知識を身につけることが重要です。
少額からリスクを抑えながらの運用が可能なので、並行して不動産投資について勉強するとよいでしょう。
少額ですが投資を実践することでノウハウを学べるため、不動産投資についての知識が深まります。
また、不動産投資を利用した詐欺やトラブルも多発しているため、注意が必要です。
知識がないと簡単に騙されてしまう恐れがあるため、十分な知識を身につけることが大切。
知識を深めることで、騙されたり、詐欺に遭ったり、トラブルを回避できる可能性があります。
余裕資金を充てる
不動産投資の資金は、当面使う予定がない余裕資金を充てます。
生活費や非常時の蓄えなど、生活に必要不可欠な資金を投資に回すのは危険です。
中途解約ができなかったり、満期まで換金できなかったり、少額不動産投資は流動性が低いものが多いため注意が必要。
無理のない範囲内で、不動産投資をすることが大切です。
当面使う予定のない余裕資金を有効活用することで、効率的な資産形成が期待できるでしょう。
投資先についてしっかり調べる
投資先についてしっかりリサーチしましょう。
不動産投資会社の経営状況やどの程度の収益が見込まれているのか、トラブル時の対応などのポイントを押さえて、事前にしっかり確認します。
投資先について事前にリサーチすることで、トラブル防止にも役立ちます。
短期間で大きなリターンを期待しない
少額不動産投資では、投資資金が少ないため、一般的な現物不動産投資と比較すると、短期間で大きなリターンは得られにくい傾向があります。
少額不動産投資では、コツコツ利益を積み重ねる長期的な視点が大切。
短期間で大きなリターンを期待していると、挫折してしまう可能性があるため注意が必要です。
少額で不動産投資を始めるなら不動産会社に相談するのがおすすめ
少額で不動産投資を始めるなら、不動産会社に相談するのがおすすめです。
不動産投資の豊富な経験と知識を兼ね備えたプロが対応してくれるため安心感があり、初心者でも気軽に始められます。
丁寧なヒアリングで、投資目的や投資スタイルにぴったりのプランを提案可能。
人気物件は手に入りにくいため、プロに相談するのがよいでしょう。
月1万の少額からでも始められるおすすめの不動産投資3選
RENOSY | COZUCHI | CREAL | |
---|---|---|---|
サービス内容 | 収益物件の購入 | 不動産投資クラウドファンディング | 不動産投資クラウドファンディング |
最低投資金額 | 10万円~ ※フルローンを組んだ場合に初期費用として1件あたりに発生します。 | 【短期運用型】 1万円~ 【中長期運用型】 10万円~ | 1万円~ |
想定利回り | 4%~5% | 【短期運用型】 4%~10% 【中長期運用型】 3.6%~4.1% | 4%~5.5% |
運用期間 | 20年~30年 | 【短期運用型】 2ヶ月~5年 【中長期運用型】 10年 | 3ヶ月~2年 |
特徴 | ・都市部の中古マンションに特化 ・AIにより厳選された優良物件に投資できる | ・手数料を支払えば中途解約できる ・長期投資が可能 | ・元本割れ0件の実績 ・1万円から投資できる |
おすすめな人 | ・質の高い物件に投資したい人 ・不動産の管理をプロに任せたい人 | ・収益性が高い物件に投資したい人 ・途中で換金する可能性がある人 | ・元本割れのリスクを抑えたい人 ・少額から不動産投資を始めたい人 |
公式サイト | https://www.renosy.com/ | https://cozuchi.com/ja/ | https://creal.jp/ |
少額からでも始められるおすすめの不動産投資は、以下の3つです。
- RENOSY(リノシ―)
- COZUCHI(コヅチ)
- CREAL(クリアル)
それぞれの特徴やサービス内容を、詳しく紹介します。
RENOSY(リノシ―)
RENOSYは、不動産投資売上NO.1※ 東京商工リサーチによるマンション投資の売上実績(2024年3月調べ)を誇る不動産投資サービスです。
安定した収入が期待できるため、サラリーマンの副業としても人気です。
AIを活用することで、厳選された優良物件への投資が可能。
スマホで簡単にオンライン契約できるため、面倒な契約業務の手間を省くことができます。
初期費用は約10万円から始められ、全額融資を受けることも可能です。
※フルローンを組んだ場合に初期費用として1件あたりに発生します。
不動産投資売上NO.1の実績を誇る
不動産投資売上NO.1※ 東京商工リサーチによるマンション投資の売上実績(2024年3月調べ)を誇る不動産投資サービスです。
サラリーマンの信用力を活用することで、金融機関からの融資を受けて不動産投資を始められます。
本業が忙しくても手間をかけずに気軽に始められるため、サラリーマンの副業としても人気。
不動産の管理・運用はプロに任せられるため、購入後はほったらかしの資産形成が期待できます。
万が一の場合は家族に無借金の不動産を残せたり、税金対策になったり、インフレ対策としても有効です。
専用アプリで不動産の管理や運用状況、契約書類、確定申告サポートなど一括管理が可能。
オンライン契約なので、面倒な契約手続きもスマホでスムーズです。
AIを活用して優良物件を厳選
AIを活用してクオリティの高い優良物件を厳選しているため、物件選びがスムーズ。
RENOSYでは、資産価値が高いと言われている都市部の中古マンションの取り扱いが豊富です。
厳しい基準をクリアした優良物件のみを収集しています。
アプリで物件を選ぶだけなので、気軽に始められるでしょう。
空室リスク回避が期待できる優良物件に投資できると注目を集めているサービスです。
COZUCHI(コヅチ)
不動産投資クラウドファンディングサービスを提供しているCOZUCHI。
不動産投資クラウドファンディング累計調達額No.1の実績を誇ります。
少額から気軽に不動産投資を始められると、多くのユーザーから選ばれ続けているサービスです。
投資スタイルや投資目的に応じて、プランを選択可能。
短期運用型は1万円から、中長期運用型は10万円から、それぞれ少額から不動産投資を始められます。
不動産投資クラウドファンディング累計調達額No.1の実績
累計調達額No.1の実績を誇る不動産投資クラウドファンディングサービスです。
手間をかけずに資産形成できると、多くのユーザーから選ばれています。
一般的な現物不動産投資と異なり、1万円から投資が可能。
不動産の管理や運用はプロに任せられるため、初心者でも始めやすいと評判です。
投資スタイルに合わせてプランを選択できる
投資スタイルや投資目的に応じて、プランを選択できます。
短期の高い利回りで利益を得られる可能性がある「短期運用型」と、中長期で安定した収益が期待できる「中長期運用型」の2プランが用意されています。
短期運用型は1万円から投資が可能。
投資資金が少額なので、初心者も始めやすいでしょう。
中長期運用型では10万円から投資が可能で、半年に一度出資金額に応じた分配金を受け取ることができます。
安定した賃貸収入と、運用終了時には売却によるキャピタルゲインも期待できます。
また半年に一度、売却チャンスがある流動性の高さも大きな魅力。
不動産の管理・運用はプロに任せられるため、手間がかかりません。
ファンドを選んで投資すれば、配当金を待つだけのほったらかし投資も実現可能です。
CREAL(クリアル)
1万円から気軽に不動産投資が始められると話題のCREAL。
高い利回りが期待できる物件に、少額から投資できる人気不動産クラウドファンディングサービスを提供しています。
契約から運用までスマホで完結できるため、手軽で便利です。
元本割れ0本の実績で安心感があり、安定した収益が期待できる少額不動産投資サービスです。
1万円から気軽に不動産投資ができる
1万円から気軽に不動産投資ができる不動産投資クラウドファンディングサービスを提供しています。
想定利回り4.0%〜5.5%の高利回りが期待できる不動産に、少額から投資が可能。
不動産の賃料収入による安定した配当が期待できます。
少額から気軽に始められるため、不動産投資初心者からも人気を集めています。
株式投資と比較すると値動きが少ないため、日々のチャートを追ったり、値動きに一喜一憂したりする必要がありません。
価格の変動によるストレスが軽減できるため、メンタル面でも安定するでしょう。
元本割れ実績は0本なので、リスクを抑えながらの運用が可能。
元本割れ0本の実績は、信頼できるポイントです。
インターネットで完結
面倒な契約業務や管理業務は、インターネットで完結。
登録から運用まで、スマホで一括管理できるため、手軽で便利です。
不動産の管理や運用はプロに任せて配当を受け取るだけなので、手間をかけずに資産形成できると、利用者からの高い評価を獲得しています。
少額不動産投資に関するよくある質問
少額不動産投資に関するよくある質問について、詳しく紹介します。
少額不動産投資を始める前に、疑問を解消できるでしょう。
不動産投資で考えられるリスクに備えられたり、不安が軽減できたり、安心して始められます。
不動産投資の最大のリスクは何ですか?
不動産投資の最大のリスクは、空室リスクです。
不動産投資で得られる収入は、主に賃貸収入。
そのため、借主が見つからずに所有している物件が空室になると、収入が得られなくなる可能性があります。
不動産ローンを組んでいる場合は、空室で家賃収入が得られなくなると、毎月のローン返済額と物件の管理費用を、自己資金で工面する必要があります。
不動産投資では、賃貸収入がゼロになったり、元本割れしたり、空室により損失を被る可能性があるため注意が必要です。
しかし不動産投資会社によっては、入居者の有無に関わらず賃貸収入を得られる空室保証サービスを提供しているため、契約の際にはしっかり確認しましょう。
空室リスクを回避するためには、需要の高い物件を選ぶことが重要なポイントです。
具体的には、人気のエリアや駅チカで利便性が高い物件を選ぶと、空室リスクを回避できる可能性があります。
投資対象の不動産をリサーチすることは、空室リスク回避のためにも大切です。
不動産投資は何が良い?少額から始めるべき?
一般的な現物不動産投資は、数千万円〜数億円単位の多額の資金が必要になるため、初心者にはハードルが高い投資方法です。
しかし最近では、少額の自己資金で不動産投資ができるサービスが人気を集めています。
1口1万円程度の資金で不動産投資ができるため、初心者でも気軽に始めやすい少額不動産投資サービス。
ローンを組む必要がなかったり、少額の自己資金で始められたり、一般的な現物不動産投資と比較すると、不動産投資のハードルが低くなりました。
まとまった資金が用意できない方や、不動産投資にチャレンジしたい初心者にもおすすめ。
投資資金が大きいと、その分リスクも大きくなる傾向があります。
そのため、初心者は少額から不動産投資を始めて慣れてきてから、徐々に投資額を増やすとよいでしょう。
少額でリスクを抑えながら不動産投資を実践することで、スキルを身につけられたり、ノウハウを学ぶことができたり、不動産投資に関する知識を深めることが可能です。
不動産投資の一番のメリットは何ですか?
不動産投資の一番のメリットは、不労所得を得られることです。
少額不動産投資では、手軽に始められたり、リスクを抑えながら運用できたり、ハードルが低いため初心者も始めやすいでしょう。
投資対象の不動産の管理や運用をプロに任せられるため、手間をかけずに効率的な資産運用が可能です。
本業で忙しいサラリーマンの副業としても人気です。
不動産の勉強は何から行うべき?
不動産の勉強は、不動産投資関連の書籍やブログ、動画、セミナーなどから、自分に合った方法で始めるのがいいでしょう。
不動産投資の知識不足により、騙されたり、詐欺にあったり、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
不動産投資の基礎知識や用語など、最低限の知識を身につけることが重要です。
プロに任せられるからといって、勉強もせずに任せっぱなしにするのは非常に危険。
悪質な不動産投資会社もあるため、勉強をせずに知識不足のままだと担当者のアドバイスを鵜呑みにして、損害を被る可能性もあります。
知識を深めることで、知識不足によるトラブル回避が期待できます。
まとめ:月1万の少額から始めてリスクを抑えて投資しよう
この記事では、少額不動産投資についてお伝えしました。
1口1万円程度から気軽に始められると人気の、少額不動産投資。
少額不動産投資には「不動産投資クラウドファンディング」「不動産投資信託(REIT)」「不動産小口化商品(任意組合型)」「収益物件の購入」があります。
少額の自己資金で始められたり、副収入が得られたりなどのメリットがある一方で、元本割れや空室リスクが伴います。
初心者が不動産投資で失敗しないためには、短期間で大きなリターンを期待しないことが重要。
コツコツ利益を積み上げる長期的な視点が必要です。
不動産投資に興味がある方は、リスクを抑えた運用が期待できる少額不動産投資から始めてみてはいかがでしょうか。